母がシルバーカーを購入して見違えました。
杖では支えきれなくなった母
-
脊椎間狭窄症が進行してこのまま放っておくと寝たきりになってしまう
と言われて2年前に首の手術をした73歳の母。
手術後に1ヶ月間リハビリをしても、なかなか足に力が入らない状態で
家に帰ってきても歩くと少しふらついていました。
そのふらついて歩く姿を見ている娘の私も怖くて母と相談し折りたたみ式の杖を買いました。
でも、70キロ近く体重がある母。
細い杖で自分の体重をしっかり支えきれないようで、
怖いと言い、だんだん外に出歩かないようになってきました。
もっと良い丈夫な杖を探そうかと思っていたときに近所の方から聞いたのがシルバーカーです。
以前母にシルバーカーを使ってみたらどうかと勧めてみたことがあるのですが、
シルバーカーのイメージが良くなかったようです。
母にはそれを持っているだけで、一気に老け込んだ
お婆さんのような気分になるからと却下されていたんです。
でも、その近所の方の話によると
以前のシルバーカーは、おしゃれなものが少なかったが
最近のシルバーカーはとてもセンスも良く、持ってても違和感がないとのことでした。
島製作所のサニーウォーカー
-
そしてその方も買って使用しておられる
島製作所のサニーウォーカーというシルバーカーを
見せてもらうい、母に見せるために自宅に借りてきました。
それは外にも持ち運びしやすい軽さで、生地も紺色のシック。
柄は母の好きなチェック柄でとてもおしゃれなシルバーカーでした。
しかも小型のサイズで楽に折りたたみできるので
私の小さいマーチの荷台に乗せるのにも問題がないです。
このおしゃれなシルバーカーを見た母も従来のシルバーカーの
イメージが変わったようで、これなら持っていても恥ずかしくなさそう。
軽いので自分で持って外へ出られそうと言ってくれました。
このシルバーカーはブレーキレバーを握ればブレーキがかかりますし、
下に倒すとしっかり駐車のように固定できます。
ですから、坂道で友人と会ったとしてもシルバーカーを置いておくとき危なくないです。
母と相談しこのシルバーカーを購入。
このシルバーカーをかなり気にいった母は、雨が降ったら濡れてはいけないと
普段は玄関を入ったところに置いておいて大事にしています。
シルバーカーで散歩に
-
そして散歩するときは母自ら、外に持ち出して歩いています。
軽いのでこういうことも、人に頼らずに自分で出来るんです。
それも本人の自信につながると思いました。
ひとりで外に出歩く不安がなくなったためか、
これまでは、杖では10分くらいしか歩けなかった母が、
このシルバーカーを買ってから、30分は散歩から帰ってきません。
4輪のタイヤも、ベビーカーのように行きたい方向に
曲がるし少々の段差も乗り越えられるようで使い心地が良さそうです。
30分も帰ってこないと、さすがに心配になって見に行くと、
近所の道でこのシルバーカーの座面に腰掛け母は友人と笑いながら話をしていました。
脊椎間狭窄症の手術をしてから、家にこもりがちの
母だったので、その姿を見て娘としてとても嬉しかったです。
これまで杖で歩いていたときは、自分に自信がなくなってきた
という言葉が母の口からいつも出ていたのに。
最近ではそのような悲観的な言葉が母から出なくなってきたことも良かったと思っています。
先生にも驚かれる見違え方
-
このシルバーカーを買って3ヶ月、久しぶりの診察があり母と一緒に
手術をしてもらった先生にお会いしました。
あの杖をついていたときの母とは違い、診察室内を歩く
スピードが速いためか見違えたと先生も驚かれていました。
いつも母と暮らしている私は、母の歩くスピードが
早くなっていることに気づいていなかったので、先生に言われてびっくりしました。
シルバーカーを購入し、歩く距離が増えてきたので
母の衰えた太腿の筋肉が少しずつ回復してきたのだろうと先生も言われていました。
人間は一番に足から老化し、足が老化して
歩けなくなると一気に寝たきりになってしまうそうです。
このおしゃれなシルバーカーで、たくさんで歩いていつまでも
健康でいてださいと、母は先生に励まされていました。
このようにシルバーカーを買って母の気持ちのが
上向きになってきたことも嬉しいことですが、運動機能が向上したことも嬉しかったです。