シルバーカーのデザインについて
高齢者に必要不可欠な歩行補助具
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車椅子、歩行器、シルバーカー等は高齢者の福祉において必要不可欠な物とされています。
これらの福祉用具についてそれぞれの相違点や福祉関連の法令でどういった
法的な給付が得られるかを知るのは大事なことです。
多くの高齢者は若年者等と比較すると身体機能が低下するといわれています。
元気な高齢者であって、健常者と同等それ以上に身体機能等が良ければ話は別ですが。
具体例として、80歳以上で高山を登り、その山を制覇した驚きの高齢者も実際にいます。
その人は自分の体験談を書籍にして紹介をしているようです。
しかしながらそのような方は極希です。そうでない高齢者が多くを占めるでしょう。
身体能力の弱くなった高齢者の生活に歩行補助具はなくてはならない存在となっています。
シルバーカーは介護保険の対象外
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整形外科のクリニック等ではシルバーカーを使って歩行する高齢者をよく見かけます。
入院ができる設備が有る場合、施設は歩行補助具を常備しなければならないとされています。
これは、整形外科を訪れる患者等が、主として高齢者であるという事を想定しているからでしょう。
身体機能が低下していたり、骨折などをして足が不自由な高齢者が多く通院されているため
通院時にも車椅子で通院したり、シルバーカーを使用される方がとても多く、
歩行補助具と縁が無い人は少ないでしょう。
歩行補助具は福祉関連の法令等において介護保険制度の対象となる事が在ります。
対象はレンタル福祉用具等ですが、車椅子並びにその付属品、
整形外科クリニック等でよく見掛ける歩行車・歩行器といった物です。
しかし、シルバーカーはこの保険の対象外となります。
シルバーカーや歩行器はよく混同されてしまいますが、
あくまで自立歩行が可能な場合に使用される物だからです。
購入したとしても昨今ではインターネット等で二万円未満とされる物も
多く在りますので年金生活者で厚生年金が
支給されている場合でも比較的購入し易い価格設定となっています。
明るい色のシルバーカー
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シルバーカーや高齢者と聞くと一般的には落ち着いた感じの色彩のイメージかと思います。
しかしながら高齢者で身体機能等が低下している場合、
特に視力に問題が在るときは視認性が高い明るい色の福祉用具を使うのが良いそうです。
現に、有名メーカーのシルバーカーは折りたたみの際のツマミなどを
明るいオレンジ色など工夫し、高齢者にも簡単にわかるように考慮されています。
また、全体的にも人気が高い商品は明るい色彩が施されているように思います。
明るい色であれば遠くからでも相手方が識別し易いですし、
心理的な安全性が高まる事を期待できます。
昨今では随分明るい色のシルバーカーが増えているのはこのためだと言えるでしょう。
昔と違い、柄にも多くのバリエーションが登場し、
高齢者の好みに応じて選択することが可能になってきています。