祖母の笑顔を取り戻したシルバーカー
年配者の転倒と骨折
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高齢になると多くの人が経験すある『転倒』。
また加齢により骨密度が低下し、骨折しやすくなるといわれている『骨粗鬆症』。
骨粗鬆症のある高齢者が転倒したとき、『骨折』は簡単に起こります。
私は実家で祖母と一緒に生活しています。
とても田舎で、ご近所付き合いが盛んな土地です。
祖母は生まれてから90年、ずっとこの町で生活しています。
祖母はずっと元気で、90直前になるまで、杖など使わずに、
近所を散歩し、かかりつけの病院へ行き、
昔からの友人と会話を楽しむ。そんな毎日で、ニコニコ元気に生活していました。
近所の方々からも、『ばあちゃん元気だね』と言われる、そんな祖母です。
ある日、そんな祖母が転倒しました。いつも生活している自分の部屋で。
転倒は初めてではありません。何度もありました。
その度に祖母は自分で立ち上がり、無事に生活していました。
しかし、今回はいつもと違いました。立ち上がれない。
顔をゆがめて痛い痛いと辛そうにしている。あわてて母と病院へ連れて行きました。
圧迫骨折とリハビリ
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診断は『圧迫骨折』。背骨を骨折していました。
祖母は初めて怪我で入院しました。痛みが強く、
なかなか起き上がれず。リハビリもとても辛そうでした。
徐々に痛みが治まり、少しずつ動けるようになり、無事に退院。
祖母も高齢ながらリハビリを頑張り、家の中は壁を伝って歩けるようになりました。
家族みんな、これで元通りだと安心していました。
しかし、家の中が歩ければすべてが元通り。なんてことはありませんでした。
家の中が歩けても、外には出られない。今までみたいに、
散歩して、病院に行って友達と会話する。
祖母の生活の楽しみ、生きがいといったところが失われていました。
これまでの生活ができるように、病院への送り迎えをすればいい、散歩に付き添えばいい。
そう考えました。しかし、私も家族も、仕事があります。
祖母の生活に完全に合わせることは不可能でした。
祖母に我慢してもらうしかない。そう思っていました。
祖母もそれを理解しており、病院に行きたくても、
出かけたくても、何も言わない。そんな毎日でした。
幸和製作所のテイコブリトルというシルバーカーの存在
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それから、徐々に祖母は外出することもなくなり、
毎日家の中で座っているだけの毎日でした。
祖母の顔から笑顔が少なくなり、口数も減り、食欲も減り…。
このままでは祖母はどんどん元気がなくなるのではないか…。
そんな不安を抱えていました。
そんなときに知ったのが、【幸和製作所】のテイコブリトル。
高齢者が買い物に行くときなどに使う、シルバーカーです。
高さの調節ができ、ちょっとの荷物も入る。
折りたたみもでき、疲れたら座ることもできる。そんな便利なものでした。
デザインも、バッグのところはチェックでおしゃれでした。
また、車輪の部分は回らないようにしたり、回るようにしたりと調整も可能です。
高さも簡単に変えれるので、祖母の使いやすい高さに合わせられました。
ブレーキや折りたたみの操作がワンタッチで、
高齢の祖母でも覚えやすく、簡単に操作ができました。
昔は、シルバーカーを見て、あんな『いかにもおばあさん』
が使うものは嫌だと言っていましたが、
最近のものはおしゃれで機能的で、祖母も抵抗なく使用しました。
シルバーカーを嫌がる祖母も納得のデザイン
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なにより、ちょっとした荷物が入ること、
座れることが祖母にとっては大きなポイントとなったようです。
家族としては、車輪が付いているので、
坂などでは転ぶのではないかと心配していました。
また広い玄関ではないので、置き場所があるのかなど考えていました。
しかし、歩きながらブレーキをかけることができ、
折りたたむことでコンパクトになるため、置き場所に困ることもありませんでした。
何より、祖母も私たち家族も、一番嬉しかったことは、
また祖母が一人で外に出かけられたことです。
いつもの散歩も、ちょっとした買い物も行くことができます。
お友達に会っておしゃべりして、疲れたら座ることができる。
ちょっとした荷物はシルバーカーのバッグに入れることができる。
とても祖母の生活には合っています。また、祖母の顔には笑顔が戻り、
元気に毎日を過ごしています。病院は少し距離があるため、
一人では行けませんが、ずっと付き添う必要もないため、家族の負担も大きく減りました。
シルバーカー一つで、祖母の生活は一変しました。このまま元気に生活してほしいと思います。